5月
29
2009

「ゆとり世代は・・・」と言うけどさ。 ちょっとマネジメントなお話

先日、中学時代の友人と数年ぶりに飲みました。

彼は製薬会社のMR。あの業界の同世代としては異例の速さで出世しているらしいのですが、その会話の中で「ゆとり世代は根性がないよね。」と。

他に話すことがたくさんあって、僕はスルーしたのですが、
正直彼の口からこの発言が出てきたことはちょっと残念だった。

確かに製薬会社の企業体質というものはなんとなくイメージできるので
そう言いたくなるのも分かる気はしますが、
彼のマネジメントがこの一言で全て見えてしまった気がします。

ゆとり世代はって言うけど

その言葉を出している時点で、時代が変わっていることに気づけていないことは確実。
自分を戒めなければなりません。

まだ業界によっては大丈夫なのかもしれない、しかし、
いずれその変化に適応できなくなるのは確かです。

その変化とは?

いずれと申し上げましたが、既に起こっていることです。

あなたも既に気づかれていることだとは思いますが、
明らかに日本古来のマネジメントは通用しなくなっています。僕らの世代でもそうです。

今後、デジタルネイティブと呼ばれる子達も社会に出てくることでしょう。
もう、昔のような、言われたことだけをこなす時代は終焉を迎えているんです。

その変化に対応するには?

冒頭の友人、親友なので今すぐ言いたくなってしまうのですが(笑)
彼もまた、日本古来のマネジメントをしている、と思うことには理由があります。

何故なら、彼の親父が某大企業で生え抜きの役員をしており、
自分の子供を厳しくしかりつける人だったからです。
僕も何度か本気で怒られたことがあります(笑)

親が叱りつけていた家では、深層心理が働き、
自分も同じように厳しく叱りつける癖がつくそうです。

「叱るな」といっているわけではありません。
安易に叱るくらいなら、相手から引き出せ」と言いたいのです。

新社会人から数年間飛び込み営業をしていた僕が
こんなことを言うのもアレなのですが、
単純な根性論で乗り切れる時代は正直終わっています。
むしろ、そんなに楽な時代がうらやましく感じます(笑)

インターネット業界で営業をしていた頃も

誠意と熱意を打ち出して受注に至ることはあれど、
根性で受注をいただいていたことはありません。

営業は、より効率を求められるようになり、いかにROIをあげるか追求していました。
いきなりROIとか言いましたがw ここでいう資本とは人件費、すなわち時間効率です。

飛び込みや電話帳からアポや電話受注を取る営業も行ってきましたが、
そこで成果をあげる者は、どれだけお客様から情報を引き出す事が
出来るかを徹底的に追求していました。

あまりあってはいけないことですが、クレームをいただいてお伺いし、
そこで気持ちや考えを多く引き出すことによってそのまま大量受注を
いただくケースもありました。

この点から見るに、どれだけ上手に質問を行えるかが勝負。

これは営業だけでなく、今のマネジメントにもとても重要なことです。

マネジメントに重要な「腹落ち」

僕もそうですが、指示命令されたところで、
しっかり腹落ちしていなければ、十分に力を発揮することは出来ません。

僕もある意味ゆとりなのかもしれません(笑)

腹落ちするには対話が必要。そのために質問は欠かせないわけです。
つまり、「ゆとり・・・」と口にしている時点で、そのプロセスが成り立って
いないことが分かるのです。

僕もいわゆる「ゆとり世代」の部下を持ち、マネジメントしていましたが、
何の違和感も感じませんでした。

研修していた頃の千人以上の受講生達もその世代でしょう。
僕の感想は「同じ人間」でした。

むしろ、対話することで腹落ちすると、本当に一生懸命にやってくれる。
僕が辞めた今でも、どんどん出世してくれています。

逆に僕らが心のゆとりを

逆に僕らも彼らから学び取らなくてはならないことも多いと感じます。

しかし、そういったことも対話・質問なくして、学び取ることは出来ません。
ここで僕が言う対話・質問とは、答えを強制しないことです。

僕がそうなのですが、相手に結論を与えません。必ず結論を自分で出してもらいます。
別に誘導尋問じゃないですよ?(笑)

それが結果として間違っていたとしても、相手が本気であり、
尚かつ根拠も持って出した結論であれば、 僕は失敗しても
かまわないと思っていますし、責任も僕が取ります。

失敗のない人間はつまらない。

小泉元首相もこのようにおっしゃっています。
ただし、失敗の原因を、自ら追及しない人間はもっとつまらないのですが。

まず自らが心にゆとりを持ち、全てを受け入れた上で、
その場に応じた反応をしていく。

そうすれば、相手がどのような世代であっても、あなたに魅力を感じ、共感し、
能力を最大限に発揮することが出来るのではないでしょうか。

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書いたのは いかついハゲのおっさんです。 in: 研修・セミナー・仕事のこと | タグ:

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